面接で「何か答えなきゃ」「熱意を見せなきゃ」と頑張った結果、
かえって印象を下げてしまう
——そんな”もったいない”場面を、何度も見てきました。
こんにちは、採用に関わる仕事を10年ほどしている、はれまです。
今日は、まじめな人ほど陥りやすい「面接で空回りする2つの落とし穴」を、正直にお話しします。
落とし穴①:「実績は?」に無理に答えると、かえって損をする
面接で「前職での実績を教えてください」と聞かれる場面があります。
ここで、無理に何かをひねり出してしまう人がいます。
以前、ある転職希望者が、
社内でのちょっとした改善エピソードを、少し誇らしげに語ってくれたことがありました。
本人は一生懸命で、楽しそうでもありました。
でも、聞いていた面接官の内心は
——正直に言うと「それくらいの成果か」というものでした。
これは、本人の努力を否定したいわけではありません。
ただ、小さな成果を”大きな実績”のように語ると、
かえって「自分を大きく見せようとしている」「実は自信がないのかな」と
見えてしまうことがあるんです。
では、どうすればよかったか。
私の感覚では、こういうときは——
「正直、まだ大きな実績と呼べるものはありません。
ただ、これからここで成果を残していきたいと思っています」
と正直に、前向きに答えたほうが、結果的に好印象だったと思います。
質問には何か答えたい。その気持ちは自然です。
でも、”答え”が逆効果になることもある。
無理に埋めようと焦らなくて大丈夫です。
落とし穴②:逆質問は「数」より「今、それを聞くべきか」
面接の最後に
「何か質問はありますか?」と聞かれる、逆質問の時間。
ここで「たくさん質問を用意するほど、準備しているとアピールできる」と
思っていませんか?
実は、そうとは限りません。
以前、最後にとても多くの質問を準備してきた方がいました。
「準備がしっかりしている」「細かいところまで先回りできる」と
良く見ることもできます。
一方で、別の面接官は「細かすぎる」「それは今、確認する必要があった?」という印象を持ちました。
特に引っかかったのが、
一次面接の段階で「自分が働く職場を見せてほしい」と求めたこと。
気持ちは分かります。
でも採用側からすると、まだ選考の初期段階で、
情報セキュリティやコンプライアンスの面から「はい、どうぞ」と簡単には案内できません。
質問そのものより、”そのタイミングで聞くこと”がマイナスに働いてしまいました。
逆質問で大事なのは、
数でも、熱意の大きさでもなく、「今の段階で聞くのにふさわしいか」。
熱意は、タイミングとセットで初めて伝わります。
2つに共通するのは「埋めようとする焦り」
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれません。
①も②も、根っこは同じです。
それは——「何かしなきゃ」「不安を埋めなきゃ」という焦りです。
・実績を聞かれて、沈黙が怖くて、無理にひねり出す
・熱意を示したくて、質問を盛りすぎる、先回りしすぎる
どちらも、気持ちが先走って空回りしてしまっている。
採用側が安心するのは、むしろ逆
——落ち着いていて、自然体な人です。
これは、年齢を重ねた転職でも同じことが言えます。
(詳しくは「40代の転職の現実」の記事でも書きました)。
では、どうすればいいか
難しいことはありません。
意識するのは、この2つだけです。
①答えがないときは、正直+前向きに
盛らない。無理に埋めない。
「今はないが、これからやりたい」で十分伝わります。
②逆質問は「今聞くべきこと」に絞る
数を競わない。
「この段階で聞くのが自然か?」を一度考える。
気になっても、タイミングを待つ判断も大切です。
面接は、減点を避けるゲームではなく、信頼を積む会話です。
具体的な”答え方”のコツは、こちらにまとめています。
→ 【採用担当が解説】転職面接で聞かれること一覧
まとめ
・「実績は?」に無理に答えると逆効果。正直+前向きが強い
・逆質問は数より「今聞くべきか」。タイミングが命
・共通の原因は「埋めようとする焦り」。自然体がいちばん信頼される
焦らなくて大丈夫。あなたが思っているほど、
面接官は”完璧な答え”を求めていません。
はれまは、いつもあなたを応援しています。




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