面接の最後に必ずある
「何か質問はありますか?」という、
逆質問の時間。
ここで「何を聞けばいいんだろう」
と固まってしまう人は、
本当に多いです。
こんにちは、
採用に関わる仕事を10年ほどしている、
はれまです。
今日は、実際に「おっ、いい質問だな」
と感心した逆質問と、
逆に「うーん…」と印象を下げてしまった質問を、
両方お話しします。
逆質問は、ちょっとした中身の違いで、
評価が大きく変わる場面です。
思わず「おっ」と感心した、ある逆質問
先日の面接で、ある方がこう聞いてきました。
「面接官の方も中途入社だとお聞きしましたが、入社したときと今とで、一番大きく変わったことは何ですか?」
これ、聞かれた瞬間に「いい質問だな」と思いました。
今でもよく覚えています。
なぜいいのか。
少し考えてみると、この質問にはちゃんと狙いがあるんです。
「変わったこと」には、
面接官個人として変わったことと、会社全体として変わったこと
——この2つの切り口があります。
きっとこの方は、その両面を確かめたかったんだと思います。
- 個人の話を聞けば、その会社で人がどう成長していくのかが見える
- 会社全体の話を聞けば、その会社が今どこへ向かっているのかが見える
ひとつの質問で、両方を引き出せる。
しかもこの方は20代前半でした。
若いのに、こんなに本質をつく質問ができるのか、
と素直に感心したのを覚えています。
いい逆質問は「相手から引き出す」質問
この例から分かるのは、
いい逆質問は、相手が話したくなる・語ると中身が出てくる質問だということです。
「はい/いいえ」で終わる質問より、
相手が自分の言葉で語る質問のほうが、
ずっと多くの情報が返ってきます。
そして面接官の側も、
そういう質問をしてくる人を見て
「この人は、ちゃんと本質を考えているな」と感じます。
逆質問は、あなたの”考える力”が一番出る場面でもあるんです。
逆に、印象を下げてしまった質問
一方で、残念ながら印象を下げてしまった方もいます。
その方は、面接の中で給料の話を、3回も繰り返し聞いてきました。
給料はいくらか、賞与はどのくらいか、昇給は——と、何度も。
しかも、面接の途中で自然に給与の話になって、
こちらが具体的な金額の想定をすでに伝えたあとにも、
最後の質問タイムでまた「給料は…」と聞いてきたんです。
誤解しないでほしいのですが、
給料を聞くこと自体は、まったく問題ありません。
仕事の価値に対して、どれくらいの対価をもらえるか。
これはとても大事なことで、質問するのは当然です。
私も、聞くこと自体に違和感はありません。
問題だったのは、2つです。
- 同じことを、しつこく何度も聞いてきたこと
- お金以外の質問が、ひとつもなかったこと
給料は、あくまで「仕事の価値に対する対価」です。
まだ働いてもいない段階で、
お金のことばかりを執拗に確認されると、
受け取る側は正直、あまり気持ちのいいものではありません。
「この人は、仕事の中身よりお金が最優先なのかな」
と見えてしまう。
これは、すごくもったいないことです。
聞くなら、一度、ていねいに。
それで十分伝わります。
では、何を聞けばいいのか
「いい質問なんて、とっさに思いつかない」という人へ。
難しく考えなくて大丈夫です。
ヒントは、さっきの例にあります。相手(面接官)自身の経験を聞く質問は、外しにくいです。
- 「〇〇さんが入社して、最初に前職との違いを感じたことは何ですか?」
- 「入社したときと今とで、一番変わったと感じることは何ですか?」
こういう質問は、相手が自分の言葉で語ってくれて、会話も自然に広がります。
少し上級編として、
私自身が応募者の立場なら聞いてみたいのが、
「会議は、どんな種類のものがどれくらいありますか?」という質問です。
これは、その会社の”働き方の向き”が見えるからです。
会議が多すぎる会社は、
ともすると「会議をすること」が仕事になりがちで、
本来お客様に向けるべき時間やエネルギーが、
社内に向いてしまっていることがある。
そういう空気を、さりげなく確かめられる質問だと思っています。
もちろん、ここまで考えなくても大丈夫。
大事なのは、数を競うことでも、難しい質問をすることでもなく、
「自分が本当に知りたいことを、自分の言葉で聞く」ことです。
なお、逆質問は”中身”だけでなく、
“タイミングや数”も印象を左右します。
そちらは別の記事で詳しく書いているので、あわせてどうぞ。
まとめ
- いい逆質問=相手が自分の言葉で語れる質問。「入社時と今で変わったこと」などは外しにくい
- 逆質問は、あなたの”考える力”が一番出る場面
- 給料を聞くのはOK。でも、しつこく・お金の話だけ、はマイナス。一度ていねいに聞けば十分
- 数や難しさを競う必要はない。「自分が本当に知りたいことを、自分の言葉で」が基本
逆質問は、
評価される人とそうでない人で、
いちばん差がつく場面のひとつです。
身構えすぎず、でも一問でいいので
「本当に知りたいこと」を用意していくと、
印象がぐっと変わりますよ。
面接で何を聞かれて、どう答えるか——その土台は、こちらにまとめています。
👉 【採用担当が解説】転職面接で聞かれること一覧|”答え方”で差がつく



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