転職活動で、
「これは、できれば書きたくないな」
と思う経歴——ありませんか。
ブランク(空白期間)、短期間で辞めた職歴、体調を崩して休んでいた時期。
隠せるものなら隠したい、と思うのが自然だと思います。
こんにちは、
採用に関わる仕事を10年ほどしている、はれまです。
今日は、ある応募書類を読んで「この人と、ぜひ会ってみたい」と
思った出来事から、”不利な経歴の伝え方”についてお話しします。
ある職務経歴書を読んで、心を動かされた話
先日、エージェントを通じて応募してくださった方の
職務経歴書を読んでいたときのことです。
そこには、健康上の理由で、一定期間お休みしていた経験が、正直に書かれていました。
転職する立場からすれば、こういう事実は、本音では伏せておきたいものだと思います。
それでも、その方は隠さずに、誠実に書いてくれていた。
それを読んだとき、私は「これは素晴らしいな」と、素直に思いました。
正直に言えば、「今の体調はどうなんだろう」
という気持ちが、まったくないと言えば嘘になります。
それは採用側として、当然気になります。
でも、それ以上に
——本当は伏せておきたい情報を、逃げずに書いてくれたこと。
その誠実さのほうが、私の心に強く残りました。
結果として、その方は書類選考を通過し、一度お会いすることになりました。
採用側が見ているのは「素直さ」と「誠実さ」
私が「この人と一緒に働きたいな」と思う条件の、いちばん上にあるもの。
それは、スキルでも経歴の華やかさでもなく、
素直な人・嘘をつかない人であることです。
これは、私だけの特別な感覚ではないと思います。
仕事は、信頼の上に成り立っています。
だからこそ、採用の場面で「この人は、正直に話してくれる人か」を、
採用側は無意識にずっと見ています。
不利なことを隠さずに書ける人は、
その時点で「誠実な人だ」という、大きな信頼の貯金ができているんです。
いちばん怖いのは「隠して、後から発覚する」こと
逆の場面を想像してみてください。
仮に、不利な事実を伏せたまま選考が進み、内定が出て、入社したとします。
そのあとで、伏せていた事実が分かってしまったら——どうでしょう。
そうなると、「他にも隠していることがあるのでは」と、
その人への信用そのものが揺らいでしまう。
一度下がった信頼を取り戻すのは、本当に大変です。
最初に正直に伝えていれば、
むしろ評価されたかもしれないのに、隠したことで信頼を失う。
これは、本人にとっても、すごくもったいないことです。
「正直に書く」のは、勇気がいります。
でもそれは、あなた自身を守ることにもつながるんです。
「全部さらけ出せ」という話ではありません
ここは、誤解しないでほしいところです。
正直に、といっても、つらかった理由を、
根掘り葉掘り詳細に書く必要はありません。
プライバシーですし、すべてを説明する義務もありません。
大事なのは、事実から逃げないことです。
たとえば——
- ブランクがあるなら、その期間があったこと自体は、隠さず書く
- 理由は、シンプルに、前向きに添える(例:「健康上の理由で一定期間休養し、現在は回復して問題なく働けています」)
これで十分です。「触れるべきことに、誠実に触れている」
——それが伝われば、採用側はちゃんと受け取ります。
細かく書きすぎる必要も、悲壮感を出す必要もありません。
事実を、落ち着いて、前向きに。
それがいちばん伝わります。
まとめ
- 不利な経歴(ブランク・休職・短期離職など)を正直に書ける人は、それだけで信頼される
- 採用側が見ているのは、スキル以前に「素直さ」と「誠実さ」
- いちばん怖いのは、隠して後から発覚すること。信用そのものが揺らぐ
- ただし全部詳細に書く必要はない。事実から逃げず、理由は前向きに添えれば十分
書きたくない経歴があると、転職活動そのものが怖くなってしまうかもしれません。
でも、正直に書くことは、弱みをさらすことではなく、あなたの誠実さを伝えるチャンスです。
隠さなくて大丈夫。
誠実さは、ちゃんと採用側に届いています。
ちなみに、採用側がどんなふうに「人」を見ているかは、
こちらの記事でも書いています。
あなたのせいじゃない。



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